わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

比呂美ねーさんと天童さん

 月曜までにあげなければならぬ仕事は、昨夜で片付いた。今日は休養。とはいえすることはわんさかとある。何から手を付け、次に何をするか。夕方までの時間をどう使うか。そんなことを考えつつ床につき、例によって五分も経たぬうちに熟睡し、気付けば五時半。花子にゴハンをせがまれ、二度寝して気付けば七時。近ごろは時間貧乏症(貧乏「性」ではない)、寝ていることがもったいない。さあ起きよう。と思ったが、体を起こすことができたのは八時過ぎ。焦っても仕方ないんだよなあ、結局は。と、なんとなく節を付けて歌うように独り言を(いや、花子に対して言っていたのかも)つぶやきながら、身支度をはじめる。今日も快晴。春の陽気。
 午前中は掃除に明け暮れ、午後からは録画しておいた「ケータイ大喜利」「未来教師めぐる」「墓場鬼太郎」を観ながらシャツにアイロンをかけ、終わったところで珈琲タイム、一息ついたらもう出かける時間。ドウブツたちにゴハンだの水だのを与えてからカミサンと外出。
 十七時三十分、三宿の「Star Poets Gallery」へ。詩人であり朗唱家である天童大人さんプロデュースの詩の朗読会「Poetry Voice Circuit」に参加。今夜の詩人は、我らが比呂美ねーさん、伊藤比呂美(って、ヘンな紹介の仕方だな)。終了後、比呂美ねーさんにご挨拶。初めて直接話した。いい女。いい女。いい女(こだましている)。二週間くらい前に日本でかけたというパーマもステキだ。熟女の色香がムンムンで、喩えてみれば、昨日セックスしたばかりのような艶やかさを持った五十二歳(ちゃんと書きましたからね、ねーさん!)。セックスと伊藤比呂美は更年期(とご自分でおっしゃってた)になっても切り離せないよなあと実感。そして、大人の魅力と同時に多感な少女の反抗心のようなもの(反抗心そのものではないと思うので、「のようなもの」)もひしひしと感じた。本人は、まるくなった、と言っているが、いいえ十分にとんがっています。ピンピンです。心配していた風邪は、へいちゃらそうなのでちょっと拍子抜け。でも、無理してたのかも。
 天童大人さんとも少しお話することができたが、寛容さと厳しさが同居した、とても愛すべき、そして尊敬すべき方だった。後で調べてわかったのだが、天童さんはぼくの大学の先輩。天童さんはフランス語で、ぼくはドイツ語。朗読会については詳細別項。
 終了後はカミサンと荻窪で寿司を食べた。