わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

命日と寿命

 六時二十分起床。眠った気がしない。意味不明の夢のエンドレス上映。脳が興奮していたのだろうか。ひとりの詩人から、一時間かけてエネルギーを搾り取った直後だ。興奮しないほうがおかしい。
 うりゃうりゃの命日。うりゃよ、あの世は楽しいかい?
 身支度を済ませ、朝の空気を吸いに善福寺川にかかる小さなコンクリ橋まで出る。うりゃうりゃの鳴き声は当然ながら聞こえないが、代わりに、下手くそなホーホケキョが聞こえてきた。ウグイスがどこからかやってきたらしい。耳を澄ましながら、屈伸したり新客したりアキレス腱を伸ばしたり。
 某IT企業PR誌、某カード会社企画、某不動産会社の会社案内、某スポーツサービス会社企画など。
 十五時過ぎのこと。作業していると、突然デスクランプが消えた。ありゃま、スイッチをさわっちまったかな、それともコンセントをけ蹴っ飛ばしちまったか、とランプの本体やコードを確認したが、なんともなっていない。正常。もしや、と思い電球を見る。フラット型蛍光灯というのだろうか、U字型をした蛍光ランプの隅がズズ黒く汚れている。寿命、タマ切れらしい。困った。手元が暗いと作業ができない。仕方がないので、散歩がてら荻窪西友まで買いに行くことに。善福寺川沿いを少しだけ歩く。下手くそウグイスの声はもう聞こえなかったが、代わりにキンクロハジロのカップルを見かけた。うちの近所で、あの黒い体を見るのはめずらしいことだ。エサを採っているのか、何度も何度も尻を空に突き出して水の中に潜っていた。ウグイスも、キンクロハジロも、うりゃうりゃの魂が呼び寄せたのではないか。そんな空想を広げてみる。
 夜も仕事。