2008-03-28 後藤明生『首塚の上のアドバルーン』 読書日記 やはり連作短編、というより中編小説っぽい感じ。 主人公の小説家は、自宅マンションから見えるこんもりとした緑の丘の上に、謎の人物の首塚があることを知る。この首塚をめぐってあれこれストーリーが展開していくようなのだが、ものすごーくグダグダな展開。どうでもいい寄り道ばっかりしている。その迷走っぷりが、後藤明生の魅力ではあるのだが。