「黄のはなの」「並木」。いずれも、どこに幻想性が? と訝りたくなるほどスタンダード。完成度は高いと思う。
「黄のはなの」では村木道彦という歌人の作品が引用されている。ひらがなの叙情性ってこんなんだっけ? と思わせる感覚が、短歌に疎いぼくにはとても新鮮。短歌のところだけ引用。
黄のはなのさきていたるを せいねんのゆからあがりしあとの夕闇
水風呂のみずみちたればとっぷりとくれてうたえるただ麦畑
秋いたるおもいさみしくみずにあらうくちびるの熱 口中の熱
「黄のはなの」「並木」。いずれも、どこに幻想性が? と訝りたくなるほどスタンダード。完成度は高いと思う。
「黄のはなの」では村木道彦という歌人の作品が引用されている。ひらがなの叙情性ってこんなんだっけ? と思わせる感覚が、短歌に疎いぼくにはとても新鮮。短歌のところだけ引用。
黄のはなのさきていたるを せいねんのゆからあがりしあとの夕闇
水風呂のみずみちたればとっぷりとくれてうたえるただ麦畑
秋いたるおもいさみしくみずにあらうくちびるの熱 口中の熱