わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

もどかしさと頭痛/狂ったように植物/古書店散策録

 高校時代の後輩が夢に出てきた。いつ、どこで、どんな話の流れでなのかはさっぱり覚えていない。六時、目覚めてからしばらくは、頭の中がもどかしさでいっぱい。
 朝のうちは少しだけ仕事。ここのところ根を詰めて作業してばかりだったせいか、今日は頭痛がひどい。痛みのせいだと思うが、目まで霞んでいる。よくモノが見えない。活字も追いにくい。作業作業で首に負担がかかり、血流や神経に異常が起きているのだと思う。カイロプラクティックで治癒することはわかっているのだが、偏頭痛状態に陥ると、朝の夢の続きではないが痛みを今すぐ解消できないことが(カイロは予約制で、次回は今度の水曜日なのだ)もどかしくて仕方なくなる。
 仕事は早々に切り上げ、掃除をはじめる。終了後、先日衝動買いしたドラセナと通販で買ったポニーテール(トックリラン)、二つの苗を鉢に植え直した。ついでにオリヅルランからビョンビョンと生えている子どもみたいなヤツ(子株と言うのだろうか)をハサミでチョキチョキと切り取り、ペットボトルでつくった水栽培用の即席花器に移しておく。これは根が成長した時点で植え替える予定。本株のほうもいくつか鉢の中で根詰まりしているものがあるので(オリヅルランだけで十鉢くらいあるのだ)、大きな鉢に取り替えてあげた。何年かに一度、狂ったように植物を増やしたくなることがある。理由は特になく衝動的にやってしまうことが多いのだが、今年の場合はトラノオとミリオンバンブーを枯らしてしまったショックの反動という明確な理由がある。購入した苗がバンバン育てば、観葉植物熱は収まると思う。ミドリをいじっていると、ある程度頭痛が緩和されるようで気分がよい。
 タケノコ、ゴボウのキンピラ、梅干しとジャコの和え物、焼き海苔、玄米で昼食。頭痛はマシになってきたが目の調子が相変わらず悪い。食後、しばらく蒸しタオルを目に当てて休憩。ちょびっとだけ恢復。
 長時間散歩すると、頭痛が消えることがある。だから、というわけでもないのだが、午後からカミサンと散歩。荻窪のほうまで北側の住宅街を、庭木など眺めながらクネクネと歩く。ハナミズキが満開になっている家が多かった。ツツジの目に刺さるようなピンクは、頭痛時にはよくない。白いツツジも光を反射するのか、見つめることができない。ジャスミンが開花しはじめているところもちらほらと。もうすぐ、あの甘い香りに街中が包まれることになる。
 古書店「象の足書店」へ。カミサン、西原理恵子の初期作品を購入。ぼくはここ数日、内田莉莎子という方が訳したチェコの絵本を探しているのだが、見つからない。まあ、この店はさほど絵本に強くないからなあ。
 青梅街道を渡り、天沼方面へ。住宅街をまたまたクネクネと歩く。偶然見つけた天沼八幡という神社にお参りする。今年はどういうわけか、散歩途中に八幡様を見つけることが多い。
 天沼の商店街を抜けてから、線路を越え南側に移動。古書店「ささま書房」へ。カミサンは河鍋暁斎の妖怪画集を、ぼくは伊藤比呂美ねーさんの80年代の作品など購入。この書店、取り扱いジャンルがとても幅広いのだが、志郎康さんの作品がどっさりとあったり、金子光晴全集がまるごと売っていたり、と詩集にも妙に強い。チェコの絵本はここにもなかった。やはり西荻の「にわとり文庫」か「ゴゴシマヤ(漢字表記忘れた)」あたりに行かないとダメかな。
 夕食はワンサカといただいたタケノコを使ってタイ風グリーンカレー。市販のグリーンカレーペーストを使うと、アホでもカンタンに作れてしまう。