わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

紫陽花青汁

 五時五十分、きちんとほぼ定刻に起きている自分が不思議で仕方ない。
 雨。マンションの裏手の善福寺川は濁流コーヒー牛乳。ガキのころ、さんざんこれと似たようなものをつくったことを思い出す。ママゴトをしていたわけではない(そもそも、ママゴトってヤツをした記憶がない。ヒーローごっこなら毎日のようにやったが)。ただただ、つくるためにつくるのだ。バケツに何杯も、大量に。似たようなことをあじさいの葉でもやった。ぶちぶちと葉をちぎり、石ですりつぶしてペースト状になったものをバケツにぶちこみ、水で溶く。これまた意味はない。青クセエ、とかなんとか言いながら、ひたすらつくりつづけたのを覚えている。今思うに、これは立派な現代美術ではないか。その、さんざんすりつぶしたあじさいが街のあちこちで、少しずつ花開きはじめている。カミサンは、あじさいといえばガクアジサイ、というが、ぼくは葉だ。ペースト状の葉でつくった、大量の紫陽花青汁。たぶん飲んだら死ぬ。
 雨音と花子のフニャンフニャンという鳴き声と麦次郎のナアンナアンという鳴き声と電話に何度も邪魔されながら、仕事。仕事仕事仕事。某官公庁リーフレット、某服飾メーカー企画、某カバンメーカー企画。某社のDMの企画を考えていたら電話が鳴り、はい、と出てみると、御社では大量のDMを作成発送する機会はないでしょうか、当社におまかせいただければ、とマニュアル棒読みの売り込みがはじまり、拍子抜けた。
 仕事中、何度も何度も湯を沸かし、緑茶を飲んだ。湯が沸くまでの間、外を見たり麦次郎やカミサンに話しかけながら軽くストレッチする。これが気晴らし。 
 Hさんから荷物が届く。本当に、いつもありがとうございます。軽く荷を確認。渾身の出来だな、こりゃ。
 夕食は「探偵ナイトスクープ」を観ながら、Kからいただいたサワラの幽庵焼き。おいしゅうございました。Kよ、また送ってちょ。代わりにエスニック食材調達するから。