わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

惑わされる/摘むとくさい

 六時三十分に起きようと思っていたが、目が覚めると花子が腕枕で気持ちよさそうに寝ている。これでは動けない。起き上がるなどもってのほか。十五分ほどそのままでいた。
 新聞を取りに行ったついでに、川のそばまで、ほんの数十歩ではあるが歩いてみる。久々の晴れ。しかし雲は多い。曖昧に広がる白く霞んだ空を、ツバメが何度も横切る。視線を下げると、流れにそってカワウが川面ぎりぎりを飛んで行くのが見えた。善福寺川の水はいつもより澄んでいる。コンクリ川ではあるが、透明な水が音を立てて流れているのを目の当たりにすると不思議と清らかな気分になるのは、数日ぶりの陽光に少々惑わされているからか。
 掃除を済ませ、仕事。昼前に少しだけ散歩を兼ねて「クイーンズ伊勢丹」まで買い物へ。ナスなど購入。バラ、遅咲きのツツジナデシコタンポポの綿毛。そしてドクダミ。あの白い花が好きだ。そして、咲いている場所も。家の裏側の細い路地や、垣根の淵のあたりや、どぶ板の脇のわずかに土が残る部分。そんなところでひっそりと、小さく可憐な花を咲かせている。ドクダミは、摘むとくさい。だから、見つけたらそっと見ているだけ、それが正しい楽しみかた。
 午後も仕事。
 夕食は昨日つくった和風カレー。ショウガで炒め、仕上げにチロリと醤油、そしてネギ油をチロリと垂らしたアツアツのナスをトッピングして食べた。夏を先取りしている気分。
 mixiにYさんが足跡を残してくれていた。面識はないが、ご挨拶のメールを入れておく。それをHさんに伝えたら、mixiこわい、とだけ言われた。