主人公の「ぼく」は、中学生のもやっとした心理や性はもやっとながらもなんとなくつかめ、自分は当面このまま未熟でいいのだ、と悟るのだが、その一方で世の中は、すくなくとも彼が住む地域は、わけのわからないことばかりがおき、まったくそれが解明されない。
思春期の少年少女よ、前向きに生きよ。否定するな。少なくとも世の中は、おまえたち以上にわけがわからんぞ。そんなメッセージが込められているのかな。
舞城作品って、メッセージ性が強いんだよね。とてもストレートだし。そこをどう受け止めるか。
- 作者: 舞城王太郎
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