第二章は、一章とは異なり現代を語っている。現在ではなくて現代。すなわち、近い過去。主にはバブル期の狂騒と、その後の停滞。そこから、話題は一気にさらなる過去へと向かう。第二次大戦中の空襲の記憶。恐怖という側面からではなく、「サイレン」という感覚、あるいはシステムから、戦中から現代に至る時代を、そして「時代」がもつ本質について、語ろうとしている。
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