わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『始まりの言葉』

 第二章は、一章とは異なり現代を語っている。現在ではなくて現代。すなわち、近い過去。主にはバブル期の狂騒と、その後の停滞。そこから、話題は一気にさらなる過去へと向かう。第二次大戦中の空襲の記憶。恐怖という側面からではなく、「サイレン」という感覚、あるいはシステムから、戦中から現代に至る時代を、そして「時代」がもつ本質について、語ろうとしている。

始まりの言葉 (双書時代のカルテ)

始まりの言葉 (双書時代のカルテ)

夜明けの家 (講談社文芸文庫)

夜明けの家 (講談社文芸文庫)

ロベルト・ムージル

ロベルト・ムージル