わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

採尿大作戦

 花子の健康診断に行くつもりでいた。ここ数カ月、水を飲む回数と小便の回数、両方とも増えたからだ。水飲むのが増えりゃシッコも増えるのは当然だろが、というツッコミはやめてほしい。高齢な猫の場合、水の摂取が増えるというのは腎機能の低下が懸念されるのだ。検査には尿と血液が必要。血液は病院で採血するからいいとして、問題は尿。持参する必要がある。病院で絞り出すという荒技もできるようなのだが、花子は神経質でキレやすいからなるべく負担をかけたくない、というわけで、今朝は早くから採尿大作戦である。小便をする時間は不規則なのだが、早朝六時ごろから十時ごろまでの間に必ず一度はするはずだ。というわけで、土曜であるにもかかわらず五時四十五分に起床。あー五時間も寝てねーや。顔も洗わぬまま、家の中をうろつく花子をストーカーのごとく尾行しつづける。カミサンも起きてくれたので、ふたりがかりで行動をチェック。六時三十分ごろ、花子が猫トイレに入った。すかさず尻の後ろから、卵パックを改造して作った採尿器(タテ二個分でカットし、二重にしておく)を差し込む。採尿器をもつ指先に尿の重みがジョンジョンと伝わる。採取成功。蓋ができる試験管のようなものに移し替え、ビニール袋と紙袋で二重に包み込んで冷蔵庫に入れ、採尿完了。二度寝しようかと思ったが、九時には病院に連れて行かなければならない。とすると、掃除の時間やら花子をとっつかまえてキャリーバックに入れる時間やらを計算に入れると七時三十分には起きなければ。寝ないことにし、掃除をはじめることに。棚の埃取り、便所掃除、部屋掃除などなど。
 九時、「グラース動物病院」へ。花子にとってはいい思い出のない場所で少々興奮気味だが、ガマンしてもらうしかない。体重、体温を測定したところで、採血のために二時間ほど預けることに。一度家に帰る。小一時間、仮眠。
 十一時、お迎え。ひどく混雑している。バカ犬の無駄吠えが延々とつづく中で三十分以上待たされてしまう。花子はウーと小さく低くうなり声を上げているが激怒している様子はないので、ひとまず安心。検査結果も、若干の加齢による腎機能低下は見られるようだがまったく問題なし。悪化させないことが長生きにつながる、というわけで、今後はケアしながらの生活。
 午後よりカミサンと新宿へ。大塚家具で、キッチン用の食器棚(レンジとか炊飯器とかトースターとか置けるヤツ)を新調。十七、八万の出費は覚悟していたが、十万でお釣りが来てしまった。ならば、ということで、ボロボロになっていたダイニングテーブルとチェアも新調してしまう。到着が楽しみ。
 ところで、なぜ大塚家具の売り場担当者はみな、高級時計をしているのだろう。そして使うボールペンもウォーターマンだのクロスだのモンブランだのと、高級品なのだろう。社内で流行っているのか。それともそういう決まりなのか。それはさておき、ぼくは大塚家具の担当者の接客でイヤな思いをしたことがない。上質な接客……イケアあたりでは望めなのだろうなあ、なんて思うが、どうなのだろう。利用したことないからわからん。一度行かなきゃ。
 夜は録画しておいたお笑い番組を観たりしながらのんびり過ごした。