一度死にかけたことがあるので - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　六時起床。曇りがちの秋空が、夜のうちに冷えた空気をじわじわと暖める。ここ数日、昼は十月下旬とは思えぬ陽気に汗ばみ辟易していたが、それでも空の色も木々の色も、鳥の鳴き声までもが秋めいている。気温の変動だけが季節ではない。
　某IT企業PR誌の、かなり難解なテクノロジー（というかソリューションというか）のページのコピーに今日一日は没頭しようと思っていたが、朝からメールがやたらと多く、何度も手を止めた。状況がよりややこしくなるものばかり。Hさんから来た一通だけが、唯一の息抜き。もっともこのメール、こんなにややこしいことになってたんだよー、という内容だったのだが。
　午後、カミサンがセキセイインコのぷっちゃんを連れて鳥の病院へ。健康診断。極めて良好だったようだ。一度死にかけたことがあるので、安心。