最終章「弥生 さいごはかいご」。親というもっとも身近な、どんなに否定し拒否しようとも身近であるという遺伝的事実は変えられない存在について。しかし、親とて他者である。だから、現在「介護」という問題に直面している詩人は、叫ぶ。「あたしはあたし」なのだ、と。
作品全体に関する感想は、昨日やおとといの読書日記をご参照いただきたい。
- 作者: 伊藤比呂美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/09/20
- メディア: 単行本
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