漫画界の天才は、アニメ原作の名手でもある。というわけで、石ノ森が手掛けたアニメ作品、あるいは石ノ森が原作のアニメ作品を、原作も含めて展示した企画展。スペースが狭いのでたいしたことはなかったが、「サイボーグ009」の放浪編・移民編の原画、そして「地下帝国ヨミ編」の、あの感動のラストシーンの原画が展示されていて、ファンとしてはもううれしくてうれしくて。「佐武と市捕物控」アニメ化の際に石ノ森が手ぬぐいに筆で書いたイラストも展示されていた。とんでもない迫力。晩期は絵が雑になっていったけれど、若いころは画力も画面構成力もすごいんだよなあ。そうそう、アニメの昭和カラー版009の主題歌「誰がために」の、たぶん初期段階の鉛筆手書き生原稿も展示されていた。ちょっと歌詞が違っている。
写真は展示物のひとつ、仮面ライダー1号。
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