みーんなスゴいエラいタクマしい - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　昨夜、といっても日付は今日なのだが、は、寝入りっぱなに花子に騒がれ、十二時半に布団に入ったのに、やれシッコだ、やれ水飲みだ、やれさみしいだ、遊べだ、気に入らんだ、と何度も起こされ、その都度世話を焼き、焼き、焼きつづけ、結局眠れたのはおそらく一時半を回ったころで、六時半に起きたが、その前に一度四時に起きてゴハンを与えて、六時前にもふにゃふにゃと言い出したのでかまったりしているのだから、えーと合計すると、五時間にちょと欠けるくらいか。もともと短眠なせいで寝不足感はさほどないのだが、これがつづくと、ちとキツい。二時間ごとにおっぱいを与えなければならない授乳期の赤ん坊をもつお母様がたは、みーんなスゴいエラいタクマしい、とちょっとずれたことを考えた。
　十一時三十分、小石川へ。某社にて打ち合わせ。播磨坂の桜並木に一本だけ混じっているコブクザクラが咲いていた。この桜、小さな、しかしたしかに桜のカタチをした限りなく白に近いピンク色の花を、凜と冷え込む冬空のもとで咲かせる。そして、寒さにひたすら耐える。ソメイヨシノのように、なかなか散らない。
　荻窪ルミネでいなり寿司を買って帰宅。猫たちにゴハンを与えた後、それを食った。何という店だったか忘れたが、種類が多いのが自慢らしい。ズズ黒いあぶら揚げのもの、わさび入りのもの、焼き鮭の混ぜご飯、香の物がまじっているもの、ごまが入ったノーマルなもの、といろいろ楽しんだ。
　食後はひたすら仕事、といきたいところだったが、花子がシッコだのウンコだのと大騒ぎするので遅々として進まず。エリザベスカラーを付けているときは、カラーが邪魔にならぬように水飲みやトイレを手伝ってあげなければならない。
　夜は録画しておいた「アメトーーク」の中学のときイケてなかったグループに属していた芸人を観ながら、ピザを焼いて食べた。