わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

杉並の馬

 七時起床。曇り。朝の青空を見なかったのが、久しぶりに感じられる。
 午前中はひたすら掃除。午後は昼寝したりDVDを観たり、と呑気に過ごす。十五時過ぎ、散歩へ。青梅街道沿いにあるクイーンズ伊勢丹の裏手まで足を伸ばしてみる。植栽や花壇が妙に多種多様、春の花がこれでもかと言わんばかりにわんさかと咲いている学校を見つける。裏手にはビニールハウスだの農場だの、杉並区とは思えない光景がつづく。どうやら、タレントの前田健が通っていた農業高校らしい。馬までいた。体毛の艶やかさや筋肉の引き締まり具合は、数十メートル離れた策の外側からもはっきりとわかった。馬というドウブツには特に興味はなく、競馬もしたことがないのだが、それでもしばし、目を奪われた。
↓小さすぎるけど。

 馬と言えば手塚治虫の「走れ! クロノス」を思い出す。小学五年生ごろに読んだ。馬型の宇宙人と下半身に障害のある少年の友情を描いた作品。名作だと思うが、あまり語られないのはなぜだろう。この単行本、買った記憶がないのになぜか家にあった。おまけに、表紙に「贈呈」というハンコが押してあった。さらに、漫画好きの同級生の家には、誰の家に行ってもなぜか必ずこの本があった。もちろん「贈呈」というハンコ付き。みんな、どうやって入手したのかわからないと言っていた。いまだに謎。

 夕食はトムヤンクンをつくった。トムヤムペーストを利用するから、エビの背わた取りが面倒なくらいで、調理自体は比較的ラクチン。問題は、スパイスの一部が手に入りにくいこと。おまけにライムをけちってレモンを使ったが、うーむ、やはりあの独特な鮮烈さがでない。ちょびっと後悔。カミサンはヤムウンセンという、香味野菜と春雨、挽肉を唐辛子とナムプラーで和えたサラダをつくってくれた。何度も食べているが、いつ食べても美味。明日は残ったトムヤムスープにラーメンを入れてトムヤムラーメンにする予定。
↓食べもののトムヤンクンじゃないけど。