わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

竹田青嗣『意味とエロス』

 古本で買ったけど、長いこと読んでなかったんだよなあ。
 長いこと指摘されることのなかった(?)フッサール現象学の誤読を正し、現象学の現代性と思想的意義を主張しようとしているようだ。しかし本作が書かれたのは1986年だから、まだなお現代性のある内容かどうかは、よくわからん。
 80年代の現代思想ブーム以降、この分野は旧に失速し、現代では関心を寄せる人が少なくなってしまった。個人的にはまだなお興味アリアリなのだが。もっとも、読んでおもしれーと思っても、正確に理解できるだけの素養がぼくにはない。

意味とエロス―欲望論の現象学 (ちくま学芸文庫)

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現象学は思考の原理である (ちくま新書)

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