わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『夜明けの家』

「火男」。北海道のホテルに滞在中、突然襲いかかった中型の地震。語り手は、バーで出会ったホテルの警備員だという五十代後半の、長らく不眠症に悩まされているという男の話す、学生時代の、自分と女、そして入院中の死期が迫った母の三人だけが強く感じたという不思議な地震の体験談に、耳を傾ける。

夜明けの家 (講談社文芸文庫)

夜明けの家 (講談社文芸文庫)

山躁賦 (講談社文芸文庫)

山躁賦 (講談社文芸文庫)