わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

掛け軸に描かれた昇龍のような

 ムーンライダーズ鈴木慶一だったと記憶しているが、たしか「もう半分生きちゃったね」だったか、そんな切ない歌詞でラストを結ぶ中年の恋愛をテーマにした楽曲があった。今日で今年の後半戦がはじまる。もう半分、というよりは、まだ半分、と考えるべきか。それとも、妙な計算になどとらわれることなく、飄々と日々を過ごすべきか。わが家の猫たちを見習って。
 五時四十五分起床。雨は降っていない。が湿度は高い。軽く動くだけで汗ばみ、その汗が部屋の温度を上げているような気がし、息が詰まった。
 仕事に谷間ができたので(というよりは、無理やり谷間をつくったのだが)、カミサンとふたり、伊勢丹の夏のセールの初日に突撃してみる。ぼくは「Y's」で白の長袖シャツ(襟が二重になっている)と白の開襟シャツ(皺加工)、それからちょっとワークパンツっぽいテイストの黒の綿パンを購入。十五分ほどで会計まで済ませ、パンツの裾直しのアップは6日か、とほくそ笑みながらカミサンがいるはずのレディースの「Y's」の売場に向かうと、オバサンたちで狭い店内がごったがえしていて、たじろいでしまった。パンツを試着したいのだが、四人待ちなのだという。カミサン,二十分ほどカットソーだのカーディガンだのを物色しながら順番を待ち(その間、ぼくは通路でぼけっとしていた)、試着を済ませて候補にしていた二本から一本に絞り込み、さて会計、と思ったらこれが掛け軸に描かれた昇龍のような行列になっていて、今度も二十分ほど待たされた。女性の服に対する熱意のすごさに圧倒されながら帰宅した。
 午後からは仕事。意外に、いや、当然ながら順調。

SUZUKI白書~スズキ・ホワイト・リポート

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