わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン(18)』

 ついに、おぼろげながら全貌が見えてきたヴァレンタイン大統領のスタンドの能力。本作のスタンドはどれもが原始的で直線的な感じがしていたのだが、ヴァレンタインだけは特別。すっげえ変化球。異世界に通じてしまうとは。
 ルーシー・スティールのスタンドもおもしろかった。流れる涙がカッターになる。涙を切る、という表現が、人間的成長の象徴のように思えた。