「以前に吉田 修一の本をチェックされた方に、このご案内をお送りしています。」と書かれたDMが届いたが、うーん、吉田修一って読んだことあったっけ……と思ったら、2007年6月に当時話題になった『悪人』を読んでました。
作者は人が殺される理由の小ささや偶然性だとか、そこから広がる事態の大きさだとか、そんなものを描きたかったのだろう。そこから、人間社会に潜む常識の歪みのようなものをえぐりだしたかったのだろう。成功しているとは思う。だがそこに新しい発見はない。
うーん。めずらしくキビしいこと書いちゃったな。
と、こんなイッチョマエなことを書いてます……。
以後、氏の作品は一冊も読んでいない。本作はどうなのだろう。やはりエンタメ系なのかな。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/08/22
- メディア: 単行本
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吉田修一の作品リスト。かなり多作な作家という印象。