台風一過、という気分。昨夜の花子の膀胱炎、注射が効いたのか帰宅後はすっかり落ち着いた。今日も容体は安定。尿の量は少なめだが、回数も少ないから問題はないだろう。水曜あたりに膀胱のエコー検査を受ける必要があるから油断はできないが。五時四十分起床。
世間はシルバーウィークらしいが、こちらは仕事。朝から集中して某筆記具メーカーパンフレットのコピーに取り組む。花子の薬の受け取りはカミサンが行ってくれた。
夕方、ちょっと散歩。曇り空。秋の虫、秋の花。
夕食は餃子を食べた。
*[読書日記]色川武大『生家へ』
「作品11」。連作の締めくくり。これまでどこに住んでいたか、という話を現実と夢の中の両方から語り、その後は家とからめるというわけでもなく、ただ散漫に、長い人生の中で気になっていた二人の人物を紹介している。どこを焦点に読むべきかが今ひとつわからないのだが、本作を幻覚小説のエピローグと捉えれば本章は、散漫な(しかし実は無頼な)人生自体がひとつの大いなる幻覚のようなもの、と読めるかもしれない。
- 作者: 色川武大,平岡篤頼
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/05/10
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
阿佐田哲也の作品