寝ている間は何になっていると思うか、と問われれば、陳腐な答えではあるが、丸太になっているような気がする。あるいは、切り倒されたまま放置された大木。いろいろ夢を見る。大勢の人たちが登場するのだが、倒れたままで身動きの取れぬぼくは彼らの交流の輪の中にうまく入り込むことができない。しかしもどかしさは感じない。おそらくは大木であるということを受け入れてしまっているからだろう。
と書いてみたが、こんな夢を見たわけではない。夢というよりは幻覚、あるいは妄想の類に近いかもしれない。布団の上に転がったまま起き上がれずにいる寝惚けた自分を、まどろみながら、寝惚けながら、知らず知らずのうちに、すなわち無自覚のうちに、何かに置き換えようとしているらしい。つまり、比喩を探している。それは、失せものを探すというよりはないものねだりに近いように思える。五時四十分起床。
花子に、今日こそはウンコしろよ、と言い聞かせながら身支度、掃除。もう五日も排便していないのだ。膀胱炎で何度もトイレに行き、尿が溜まっていないのにいきんだのでつい出てしまったようなのだが、それ以来まったくしていない。
午前中は小石川にて打ち合わせ。秋空から降り注ぎ黄色く染まった桜の葉や柿の木の実を明るく照らす、夏のような太陽の光。
十三時、霞ヶ関へ移動。霞が関ビルの地下にある「東京虎カレー」で昼食。空いた時間を使って、持ち歩いていた工人舎SH6とMandal-art for Windowsを使って少しだけ作業。十四時より打ち合わせ。二時間かかると読んでいたが、一時間で終わった。
十六時、帰社/帰宅。カナダから航空便が届いていた。荷送主は「samadhisound」である。やった! やっと届いた、敬愛する詩人でありヴォーカリストであるDavid Sylvianの最新作「Manafon」のデラックス版。豪華ブックレットとDVDの入った限定セット。とりあえず開封したが、じっくりコシを据えて鑑賞したいので、まだ音は聴いていないし、映像も観ていない。
カミサンが風邪を引いたようなので、平日だけれど夕食はつくった。生姜焼き、付け合わせにキャベツのみじん切り、貝割れ大根、プチトマト、わかめのみそ汁(味噌は上地雄輔がCMをしている出汁入りのリキッド状になっている味噌をつかった)。ぼくだけそれに冷や奴をプラス。おかか、ネギのみじんぎり、貝割れのみじん切りを載せて醤油のかわりに濃縮めんつゆをそのままチョロリ。
花子、夜になってようやくウンコしてくれた。
↓工人舎の最新モデル。めちゃくちゃ小さくて、350gを切るという驚異的な軽さ。電子辞書といい勝負かも。これでWindows XPがちゃんと動くのだからスゴイ。愛用するMandal-artもちゃんと動くということだ。気になる商品ではある。ちょっと値段が張るのがタマニキズかな。
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