わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

吉村萬壱「太り肉」

「群像」11月号掲載。仕事はできるがケチでデブな女性サラリーマンが、風邪だと言って突然会社を休む。語り手の「私」は課長の命令で彼女の家に様子を見にいくが…。
 さほど作品を多く読んでいるわけではないのだが、吉村さんの小説の主人公は、少数派のニンゲンが多いような気がする。周囲になじめず、なじもうともせず、強い意志で、しかし迷いながら生きている。それが、なんらかの事件を通じて迷いから解放され、なじめないままに強く生きていこうとする…。「ヤイトスエッド」はまさにそんな感じだったな。

ヤイトスエッド

ヤイトスエッド

クチュクチュバーン (文春文庫)

クチュクチュバーン (文春文庫)

ハリガネムシ (文春文庫)

ハリガネムシ (文春文庫)

吉村萬壱の作品はこちら。