生きるとは、死に向かうということ。ならば、死を求めながら生きるという生き方もある。ひたすらに死を求めるのではなく、死を求めることで生きることを極める。誰にも真似のできない生き方に昇華させる。壊滅に追いやられながらも、そんな生に満ちている場所。それが「デンデラ」の本質…なのかな。
本作、中間小説なのだろうけれど、純文学としてよりもエンタメ小説として読んだほうが楽しめると思う。
- 作者: 佐藤友哉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
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