わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

エイモス・チュツオーラ/土屋哲訳『やし酒飲み』

 主人公と妻の旅はつづく。が、寄り道も多い。妙な敵も続々と現れる。なのに冒険譚には読めない。不思議だ。
 以下、読みながら感じていることを。
●物語になっているようで、実はなっていないような。
●会話がほとんどない。
●描写らしい描写がない。限りなく説明に近い。
●文体がヘン。ときどきですます調が混じったり。
●主人公が「人」と「神」、両方の立場を取る。
●時代設定がまったくわからない。

やし酒飲み (晶文社クラシックス)

やし酒飲み (晶文社クラシックス)

アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)

アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)