わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

温度の記憶

 もう朝が来たのかよ。目覚めるや否や、そう思った。まだ六時、外は暗いままだが、目覚まし時計が示す時間は立派な朝だ。その朝が予想より(予想なんてハナっからしちゃいないのだが)早く訪れたことが意外であり、そして少々残念で損したような気分にもなった。だが、なぜそう思うのか、理由がわからない。
 日中は四月並みの暖かさ、と天気予報にあったが、朝の冷え込みは明らかに冬のもので、布団から抜け出した途端に、サブッ、という言葉が思わずこぼれ出してきたのだが、窓の結露がほとんどないことから、寒いと思うのはある種の先入観で、実際はかなり暖かな朝なのだろう、と考え直すと、たちまち寒さは消え、むしろ汗ばむくらいになるのではないかと思ったが、そんなことはまったくなくて、さみーさみーと連発しながら、わずか数メートルの廊下を身を縮めながら渡って洗顔をはじめた。猫がついてきた。
 朝から外出。はっきりとした明るい陽射しがあるわけではないのに、コートが不要なくらい暖かい。湿度も高いようで、空気が身の回りにほんのすこしだけねっとりとまとわりつくような感覚がある。
 十一時より五反田にて某アミューズメント企業の件で打ち合わせ。長丁場になるだろうと踏んでいたが、予想通り二時間もかかった。みな真剣だったようで、ギャグや脱線話は少なめだった。
 十三時過ぎ、「てんや」で天丼とうどんで昼食。昼食は炭水化物オンリー主義だが、厳密にそうしているわけではなく、特に外食のときははぼ不可能になるので、なるべく割合が5:5以上で米の配分が多くなるようなメニューを選んでいる。カレーライスだの、丼物だの、寿司だの、麺類だの。
 十四時、帰社/帰宅。打ち合わせ内容を早速形にする。ほかの案件もメールが来るたびに細々と対応。
 夜、三十分ほど西荻窪界隈を散歩。日中の暖かさはウソだったと思えるほどの冷え込みよう。軽く吹く風の冷たさは確かにこの季節固有のもので、両耳の先が微かにジンジンと痛んだ。広めの一戸建ての生け垣のそばの、街灯の当たらぬ影になったあたりに紅梅が咲いているのを見かけた。濃厚な香りが冷たい風にすっと流されてゆく。
 夕食は、昨日のとんかつの残りを卵とじにして食べた。おなかいっぱい。食後はドラマ「エンゼルバンク」を観てみた。原作を読んでいるのでよーくわかっている展開だったが、設定が原作とは違うので意外に楽しめた。ハセキョーちゃん、目の下にクマができているのが気になった。大変そう。

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(10) (モーニング KC)

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(10) (モーニング KC)