わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎『水死』

 語りが妹・アサに切り替わり、兄・古義人への手紙として、ウナイコの松山での『こころ』朗読劇の概要が語られる。物語の中盤に達する前に「水死小説」は資料不足のため執筆不可能であることを古義人は悟るのだが、その後の展開は何を軸にするのか疑問なのだが…『こころ』で行くのか? それとも、これはOne of them? この切り替え、カミーユ・ビダンガンダムMk.IIからZガンダムに乗り換えたときのことを思い出した。見当外れな連想だが(笑)。

水死 (100周年書き下ろし)

水死 (100周年書き下ろし)


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