磁力／危険な兆候 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　五時四十五分に目が覚めるが、花子が腕枕で寝ていたので起きる気が失せ、そのまま十五分、まどろみながら布団の中にいつづけた。猫と布団がタッグを組むと強力な磁力が発生するようで、ニンゲンはその磁力に絶対に勝てない。六時、布団から抜け出せたのは奇蹟に近い。
　早朝から仕事。某カード会社企画、某IT企業ホームページ、某官公庁ポスターなど。日曜日ゆえ電話もメールもなかったので非常に効率がよかった。だがこの効率のよさ、集中しやすさを当てにして日曜日に好んで働くようになってしまったらかなり危険。働きすぎで体調を壊すに違いない。
　夕方、義父母宅へ。バレンタインデーのお返しに焼きかりんとうとたいやきをプレゼント。お汁粉をごちそうになった。帰り道で、ほぼ満開の木蓮とミモザを見かける。杏と梅は終わりに近い。入れ替わるように、コブシのひらひらした花が開きはじめている。
　夜も仕事。二十一時、終了。食事しながら「極上カバチ」を観る。イマドキめずらしく、愚直なくらい熱いドラマ。