四時三十分ごろから花子に延々と湿っぽい花のアタマをぺちょりと付けられたり髪の毛をペチョペチョと舐められたり、あれこれされつづけた。猫というドウブツは気まぐれで、一度甘えはじめると飽きるまで甘えつづけるのだが、飽きると手のひらを返したように無関心になり、それどころかたちまち機嫌が悪くなることもあるので、甘えてもらえているうちが花だ。だがそれが安眠妨害になってしまうと話は別。やめれ、と何度も言うが、やめてくれない。結局七時近くまでつづいた。
午前中は掃除。花粉も黄砂も落ち着いているようなので、ひさびさに布団を外に干した。
自家製パンと自家製でないパンで昼食。食後、昼寝をしていたらリビングから悲鳴。慌てて駆け寄る。カミサンがテレビをいじっていた。興奮した麦次郎がテレビに飛びかかり、激突したらしい。以前のテレビはブラウン管式だったから厚みがあり、猫が上に乗ることができるが、液晶テレビだとそうはいかない。おまけに幾分サイズも大きくなっている。目測を誤り、同時に目論見も外したのだろう。情けない。ひとまずテレビも猫も無事。
午後より外出。善福寺川沿いを上流に向かって歩く。桜がちらほらと。河岸から川のほうに向かって伸びる桜の木は、どういうわけか、川に近い部分だけ開花している。川の水が温かいのだろうか。それとも、何かほかに理由があるのか。モクレン、コブシ、パンジー、梅(もう終わり)、桃(これも最後だろう)、ミモザ、マンサク、山桜の類、ハナニラ、タンポポ、ユキヤナギ、沈丁花(もう終わり)、椿(もう終わり)、その他いろいろ春の花。

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夕食は某総菜店で買った激安だったグラタンコロッケと蟹クリームコロッケ。それだけでは物足りないので、カミサンがゴボウサラダを、ぼくが玉葱のコンソメスープをつくった。コロッケ、安かろうまずかろう、でがっかり……。