わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

保坂和志「未明の闘争」(6)

「群像」4月号掲載。昔の会社の同僚の葬式で出会った仲間たちとグダグダ会話しながら歩いている、というだけなのだが……なんなんだ、この奇妙さは。1回目から読みつづけているが、その都度作品に対する印象が違う。奇妙だ、という感覚だけは一緒なのだが。
 通常、小説には物語を動かすエンジンというものがあって、これは最初から最後まで(たとえ複数のものが用意されていたにせよ)ずっと回りっぱなしなのだが、この作品の場合は、いくつものエンジンを乗り継いでいく感覚、とでも言おうか、そんなふうに読める。破壊されては別のアーマード・トルーパーに乗り換えていった「装甲騎兵ボトムズ」のキリコ・キュービィを思い出した。

小説の自由

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小説の誕生

小説の誕生

小説、世界の奏でる音楽

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群像 2010年 04月号 [雑誌]

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保坂和志の作品はこちら。
↓おまけ。新シリーズらしい。
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 1 [Blu-ray]

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↓こっちはDVDボックス
装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXI

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装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXII

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装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXIII

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