鎌倉でロルフィングをしている扇谷孝太郎さんが、週に一度だけ三鷹でセッションをしている。これに申し込むことにした。全十回の予定。
ロルフィングとは、肉体と重力とのバランスを取り戻すことでニンゲンが本来持っている自然治癒力を高めることを目的とした造的身体統合法(Structural Integration)という技術。詳しくは扇谷さんのサイトのこのページを参照してほしい。書籍も何冊か出ている。
まずはカウンセリングを十分程度。身体的な不調、過去の事故歴など、洗いざらい話す。その後、直立したり歩いたりしてカラダのバランスをチェック。改めて自分のカラダを見つめ直してみると、直立しているときは前傾気味、ところが歩きはじめると後傾になるようだ。また、これは自覚していたことだが、猫背だったころ(カイロで矯正した)の名残なのだろう、カラダに対して首が前に垂れるようになっていて、これが気道をせばめ、喘息の一因になっているかも、とも言われた。なるほど。
施術は約九十分。第一回目は体の表層部分のバランスを整える。といってもカイロのようにバッキンボッキンと力任せに歪みを直すのではなく、そっと手を当てて、ゆるやかに整えるという感じ。時折「カラダのこの部分に隙間があるのを意識して」「今触れている部分で手を押すような感じで」といった指示が出される。これもかなり重要なようだ。セッションが進むにつれ、触られている部分が、少しずつ伸びていくような実感がある。意識せずとも脱力できるようになった、というか。
終了後、直立してみるとカラダがしっかりと地に足を付けて立てているように感じた。特にかかとと床との接点の感覚が今まで以上に強くなっていて、バランスを取るとはこういうことなのか、と強く実感できた。前傾の感覚も消えている。歩いてみると、後傾しなくなっていた。さらに驚いたのは呼吸。首の付け根のあたりが矯正されたので、気道が開いて空気がしっかりと肺に入っていくようになった。とても息がしやすい。いやあ、すんごいなあ。ありがとうございます。
帰宅後、しばらくは好調だったが好転反応がではじめたようで、座骨神経痛だの頭痛だの首のだるさだの、もともと悪かった部分が、軽くではあるが痛み出した。おまけに入浴中に猛烈な睡魔に襲われ、もう起きていられない。いつもより二時間近く早く寝てしまった。
痛みは翌朝もつづいている。今は背中の右側、頭のてっぺん、左腿、右足首に痛みを感じている。不快と言えば不快なのだが、わずかな痛みなのでどうってことはない。それから、ちょっと気管支炎気味。軽く咳が出ている。だるさはほとんどない。すでに十回のセッションを終えているカミサンは、初回はひたすらだるくて眠くて、と言っていた。人によって感じ方が違うのかな。

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