わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

カタカナのソの字/花見とちっちゃいオッサン

 かかりつけの肛門科に検診に行くと、いきなり手術しましょうと言われた。症状に関する説明は一切ない。どんな手術なのかもわからない。費用も入院日数もわからない。保険適用かどうかもわからない。だが、今すぐズボンを脱げと言う。もちろんパンツも脱がなければならない。釈然としない。だが、それでもぼくはズボンを脱ぐ。パンツも脱ぐ。診療台の上で尻を突き出す。医者が麻酔注射を用意した。あれを肛門に刺されるのだな、そう思ったところで目が覚めた。六時三十分。
 この夢の前にも、何度も目が覚めた。というより、起こされた。夕べは特に花子の起きて起きて攻撃が激しい。鳴き叫ばれるたびに起き上がり、ゴハンをあげたりトイレの掃除をしたりブラシをしたりなでくりまわしたりだっこしたり、とあれこれ忙しいのだが、寝惚けた状態でやっているのでまったく心がこもっていなかったはずだし、自分自身の記憶にも、おぼろげにしか残っていない。それでも、かまってもらえていることがうれしいのだろうか、花子はすぐに落ち着いて寝る。気づけばぼくも寝ている。猫といっしょに、カタカナのソの字になって寝ている。
 十一時、出発。カミサンと義父母宅へ。四人で善福寺川を数十分かけててくてくと歩き、善福寺川緑地へ。毎年恒例の花見だ。花冷え、花曇り、そんな言葉ばかりが浮かんでしまう空模様。出店に近い混雑するエリアを避け、桜の見える松林で弁当を広げたが、寒すぎてじっとしていられない。食事は早々に切り上げ(それでも、夜に体重を量ったら1kg増量するほど食べた…)、大宮八幡まで歩いてみる。この神社は俳優の的場浩司がよく来ているところで、どうやらここで御祈祷していただくと、「ダウンタウンDX」などで話題になっている「ちっちゃいオッサン」が付いてくるらしい。が、あいにく今日は見つけられなかった。
 十六時、帰宅。ロルフィングの影響だろうか、またグースカと眠ってしまう。夕食直前の時間になって、ようやく目覚めた。