春田は数日間の滞在期間中、さまざまな関係者に会って話を聞くが、他殺だという決定的な証言を得ることができぬまま、東京に戻ることに。しかし、成果らしきものはあった。そして彼は、車中で偶然……。
先が読めてしまう展開なのに、読みはじめると、読めていなかったかな、と思わせる。そんな展開と文体。
春田は鏡山に向かい関係者に聞き込みをしてみたものの、どうやら成果はなし。だが、もうこの時点で旅人の死因が見えてきている。問題は、その背後に隠れた思想……。
- 作者: 大西巨人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2000/02
- メディア: 文庫
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