六時三十分起床。朝からずっと、いや、寝ているときもずっと、なのかもしれないが、アタマの中で、「♪ゲッゲッ、ゲッゲッゲッのゲーッ」が鳴り響いている。音楽としては憂歌団が歌っていた第4期のものが、そして作品世界との親和性という意味では第1期のものが好きだというのに、なぜかアタマの中にあるのは第3期の吉幾三の「♪ゲッゲッ、ゲッゲッ、ゲエのォゲエーッ」という、不思議なタメのある歌声だ。IKUZOのボーカリストとしての力量が、他を圧倒しているのかもしれない。
掃除、アイロン。「サンデージャポン」で、小森純がスッピン顔を披露していた。ギャルメイクよりいいと思った人はぼくだけではあるまい。
カミサン、午後からぷちぷちを連れて病院へ。ぼくは家に残り、猫たちをなだめながら、そして暑さと格闘しながら仕事。今年の夏はエアコンを入れたくない気分。どうしてそう思うのかはわからない。年々ケチになってきている、というのはあるだろう。だが、それだけではない。おそらくは身体性によるものだ。だが、限界はおのずとやって来る。そこで負けずにいられる精神力が必要。それ以前に、暑さに気を惑わされない集中力も欠かせないということになるだろう。
十五時、あまりに暑くてアゴが上がってきた気がした。花子も軽くばてている。そこで、たらいに水を張ってキンキンに冷えた保冷剤をぶちこみ、それを扇風機の前に置いてみた。気化熱でいい感じに涼が取れる。これなら集中力も持続できそうだ。
黙々と作業をつづけていたら、ぴちゃぴちゃ、と物音が聞こえた。花子がたらいから水を飲んでいた。冷えた水が気持ちよかったらしい。
十七時、カミサン帰宅。ぷっちゃん、病気ではなく換羽による体力低下が原因らしい。好きなモノをガンガン食べさせて乗り切らせて、と獣医から指導されたそうだ。
夕食はビーフカレーをつくった。牛肉、夏野菜。市販ルーは使わず、炒め玉葱をベースにしてスパイスで仕上げた。美味。食べながら、録画しておいたNHKの特番を観た。水木しげるが遠野を旅していた。近ごろはホントに水木さんづいている。
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