ラムジー氏と子どもたちの関係を心配しつつ、ラムジー夫人がいたころの思い出や、もしまだラムジー夫人が生きていたら、といったことを夢想しながら絵を描くリリー。思い出のほうが、現実よりも数段生き生きとしているように思えるのは、ウルフがつくりだしたラムジー夫人という優れたキャラクターのイメージに寄るのだろうなあ。
灯台へ/サルガッソーの広い海 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-1)
- 作者: ヴァージニア・ウルフ,ジーン・リース,鴻巣友季子,小沢瑞穂
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/01/17
- メディア: 単行本
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- 作者: ヴァージニアウルフ,Virginia Woolf,御輿哲也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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