わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

盛夏の圧力

 五時三十分に目が覚めるが、五分ほど布団の上で朦朧としてしまった。眠り足りない、というよりは、まだ寝ている、と言うほうが近い。上体こそ起こしてみたが、あぐらをかいたまま、脳みそはまた寝ている。夢を見ている。そのくせ体はなかなか温度の下がらぬ部屋の籠もったまま停滞した厚い空気の重さをしっかり感じ、湿った疲れのようなものをしっかり感じている。それが不快というのではない。いや、不快ではあるが、それを打ち消すだけの気力は、目が覚めさえすれば、たちまちわき上がる。ただ、わき上がるまでのアイドリングが必要なようで、それがあぐらをかいたままの眠りにつながっているようだ。
 晴れている。陽はどことなくセピア色がかっていて、風も冷たく、少しきょろきょろすればすぐに見つかる葵や芙蓉、朝顔の類さえ視界にいれぬようにすれば、夏の終わりか秋のはじめのように感じられる。しかし、数十分もすればたちまち気温はあがり、訪れかけた秋も、盛夏の圧力に押し戻される。
 仕事。某健康食品メーカーのネーミング開発、某生命保険会社のDMなど。
 午後、八丁堀へ。某健康食品メーカー(先に挙げた案件とは別のクライアント)の件で打ち合わせ。とっさに書いたインチキマインドマップのおかげで円滑に進んだ。
 十七時、荻窪着。インコのぷちぷちを病院に連れて行っていたカミサンと合流し、ルミネの地下でお総菜を買ってから帰宅。
 戻ってからは午前中にやりかけていた案件のつづき。パズルみたいな仕事の進め方だ。