わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

蓄える

 予定のない土曜日だというのに五時半に起きる。いや、逆だ。五時半に起きたら予定のない土曜日ということになっていることに気づいた。仕事をしようと思っていたのだが、とある案件のスケジュールを1週間ほど勘違いしていたので今日ムリに働く必要はないと判断し、仕事をしないことにした。
 夏の朝日はここ数日で幾分やわらぎはじめたように思えるものの、容赦のなさは相変わらずで、アスファルトは早朝からすでに凶暴な熱気を籠もらせている。もっともその凶暴さは積極的に何者かに向けられることはないのだが。
 午前中は掃除と買い出し。網戸を掃除したら編み目に絡みついていた埃のせいか、軽くではあるが咳と痰が出はじめた。午後は大事を取って、というわけでもないのだが、寝る。気を遣ったのか、花子がしばらくのあいだ添い寝してくれたが、気づくとどこかに消えていた。そりゃこの時期に添い寝なんて、熱かろうて。猫というのは義理固い生き物だが、気まぐれだからその情が長つづきすることはあまりない。いや、長くつづいてはいるのだろうが、それに基づく行動がつづかない。
 夕方は義父母宅へ。ヨメが帰省中という義弟も集まり、みんなでテンプラをつつく。食べすぎた。おそらく体調が悪くなりかけていたからだと思う。微熱が出たときや風邪のひきはじめのときは、必ず食欲が異様に高まる。食うことで体内にエネルギーを蓄えているんだろうなあ。
 夜は満腹感にうなされながら読書。数ページ読んでは一息ついて、の繰り返し。