吉本作品を読むの、何年ぶりだろう。十年ぶりくらい?
ここ数日、なぜか「マルクス読まなきゃ強迫症」に取りつかれてしまっていた。たぶん高橋源一郎や柄谷行人の影響なのだろうが、ぼくは共産主義者ではないにもかかわらず(とつなげるのはおかしいってわかってるんだけどさ)マルクスが好きで、学生時代は訳わからんまま『資本論』とか『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』とか『経済学・哲学草稿』とか読んでた。
「マルクス読まなきゃ強迫症」だというのに、本棚の奥のほうに紛れているはずの岩波文庫とかを引っ張り出さないで、手前に置いてあった(が未読だった)本作品を開いてしまったのは、自分の思想的軟弱さゆえのことなのだろーなー。いや、ひょっとしたら、マルクスじゃなくて吉本を読みたくなっていたのかもしれない。ひとまず巻頭の十数ページを読んだ。マルクスの思想が三つの道からなっているという解釈の仕方は共感。ただ、今のところそんなに深いこと書かれていない。
- 作者: 吉本隆明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/03/14
- メディア: 文庫
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