わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(12)

 中間のとりまとめ、のような回。なぜ農業国のみが共産主義化したのか、なぜ日本では共産主義がはしかのように流行したのに、アメリカやイギリスではほぼ黙殺されたのか。共産主義は戦後文学を語るうえで欠かせないイデオロギー。個人的にもマルクスには関心が高いので(共産主義にはあまり興味がないのだけれど、マルクスの哲学や経済学、そして言葉の捉え方・考え方にはとても興味がある)、非常にエキサイティングだった。

群像 2010年 11月号 [雑誌]

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移行期的混乱―経済成長神話の終わり

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世界の多様性 家族構造と近代性

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高橋源一郎の作品はこちら。『虹の彼方に』の主人公はカール・マルクスです。