わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

たぶんニセの記憶

 六時三十分起床。台風が近づいている。子どものころは最悪の被害を想像して怖れを感じる一方で、その破壊的な力に妙な興味を抱き、嬉々としていた記憶がある。木々を容赦なく揺らす風の音、アスファルトを突き抜けるくらい激しい雨、目まぐるしく形を変えながらどうどうと北へ流れてゆく雨雲、それらをひとつのイベントのように感じていた。とんでもないことだが。おそらく、ぼくの地元は関東のど真ん中にある内陸で波の被害はなく、台風も直撃することはめったにないからだろう。それでも、小学生のころに通学路が床下浸水程度の水害を受け、そこをズボンをびっちゃびっちゃに濡らし(ズボンを脱いでパンツいっちょで、という記憶もあるのだが、これは間違いかもしれない)、水のたまった靴をずっぽんずっぽんとならしながら歩いて帰宅したことがある。このときも大喜びだったのではないか。馬鹿としか言いようがないのだが。
 土曜だが、今日も仕事。急いでやらなければならない案件Aは大幅な修正指示のためにデザイナーのところで作業の大半がストップしてしまい、最後に企画書にまとめるぼくの仕事が延び延びになってしまっている。この日記を書いている今もまだ作業をはじめられずにいる。明日こそは進めたい。というわけなので待機していたのだが、ただ待っているだけでは馬鹿みたいなので、締切が迫っているわけではないが比較的タイヘンそうな案件Bのコピーをごりごりと進めた。しかし十四時ごろには終わってしまった。仕方ないのでさらに緊急度の低い案件Cのアイデア出しに取り掛かる。だがこれも十八時過ぎには終わってしまった。
 さて、明日はどうなることやら。