勤労感謝の日は働く人に感謝する日、ということは働いている人同士、相互に感謝し合うべきなのだろうが、その意志の交通がこの祝日に具体的な形で目に見えるということはまずない。休日にされたら取引先との交流はその日一日途絶えるわけだから。働く人全般に対し、ということになると、これはもう、抽象的というか自己満足的というか、捉えどころのない感謝の仕方にならざるを得ないだろう。それでも感謝のカの字もせずにのほほんとしているよりはマシなのであろうが。とここまで書いて、一体自分は本稿で何を伝えようとしているのかがまったくわかっていないことに今さらながら気づいた。日記とは本質的にこういうものなのだろう、と勝手な定義をすることで自分を納得させてみる。だが釈然としない。納得していないからだ。
納得できないのは就活中の学生たちだろう。祝日法にのっとって、ということであれば自分を採用する可能性のある企業に対し感謝の意を示すべきなのだろうが、その企業が採用という制度でもって就活生たちの首をキュンキュンと締めつけているのだから、感謝どころか、誰か助けてくれと悲鳴を上げたいというのが本音なのだろう。この祝日を、すべての学生が心の底から祝いすべての労働者・雇用創出者に感謝の意を述べることができる社会が実現できれば、などと考えてみる。なんだか遠い世界の話のように思えてしまうことが悲しい。
六時起床。祝日だが仕事。とはいえさほど作業量があるわけではないので、雨がやんだころを見計らって散歩に出たり、資料として購入した本を、ツマミ読みではなくゆっくりと熟読してみたり。
夕方、朝鮮半島が戦闘状態となった。戦争にならないことを祈る。北朝鮮はこの事件で新しい指導者の威厳を国民と全世界に示したいのだろうし、もし韓国と戦争状態になればアメリカは景気回復のカギとなるだろうから出兵してしまうだろう。そうなると北朝鮮が核のスイッチを押す可能性もある。貧乏くじを引くのは、おそらく日本だ。アメリカの攻撃拠点となり、核のターゲットとなる。
夕食は豚肉鍋。食べながら観ていた「さんま御殿」にピースが出ていた。又吉の文学的ネガティブギャグに爆笑。笑ってる場合じゃないのかもしれんが、笑いこそ平和の原点。彼らのコンビ名にもつながる…ん? 違うのか? Peaceだとばかり思っていたが、Piece(断片)のほうか?
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