わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

寝不足坂

 麦次郎が無事退院したのでハイテンションになっているのだろうか、花子が夜中に大騒ぎをする。ニャンニャンと鳴きながら廊下や洗面所やアトリエをうろつき、寝ているぼくの腹の上をずかずかと歩いて行く。起き上がってかまってやろうとすると、スッタカターと走って逃げる。ならば、と布団に入ってもう一度寝ようとすると、ニャンニャンと鳴きながら廊下や洗面所やアトリエをうろつき、とおなじようなことを延々と繰り返された。
 五時五十分、寝不足を感じながらも起床。さっさとドウブツたちの世話と身支度を済ませ、掃除もし、外出。
 晴れているのに弱めに感じられる、だが決して寒くはない、不思議な天気。善福寺川にカワウが二羽いた。
 中央線、小田急線、と乗り継ぎ、十時過ぎ、川崎市内某所へ。飲食店はおろかコンビニすらない寂しい駅前を抜け、群生するススキが妙なくらいあちこちに目に付く不思議な地域に伸びる、おそらく県道であろう二車線の長い上り坂を、ただひたすらにてくてくと、十数分ほど歩いて取材先の某企業へ。三十分ほど話をうかがい、愛機リコーCX3で簡単に撮影をし、取材終了。つづいて小田急線を乗り継いで湘南へ。さっさと昼食を済ませてから某所にて取材三件を立てつづけにこなす。途中、少しだけ時間が空いた。湘南での取材を協力してくれたカメラマンS氏と雑談。クルマの話だのバイクの話だの。どちらもぼくはよくわからない世界。だが聞いているぶんには刺激的。
 十六時すぎ、取材全件終了。東海道線、中央線と乗り継いで帰宅。緊張が途切れたのか、長い坂道を歩いたのが寝不足の身にこたえたのか、電車のなかで爆睡してしまった。ほとんど覚えていない。
 十七時四十分ごろ、帰社/帰宅。異様な疲れに負けそうになるが、少し休んでから仕事開始。ただし、早めに終わりにした。
 夕食は生姜焼き。ショウガの力で疲労回復できればいいのだが。