「新潮」1月号掲載。読書中に風呂のなかで寝ちまったので、あまり読み進んでいない。
狂気の本質とは冷静さなのではないか。教養と探求心から生まれる狂気というものもあるのではないか。いや、あらゆる狂気は理性から生まれると言えるのではないか。そんなことをつい考えてしまうほど、本作に登場する二人の、なぜか言葉にこだわろうとする理系人間は危うい。狂気と理性を半ば暴走しつつ往復している、ように読める。
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/12/07
- メディア: 雑誌
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