六時五分起床。麦次郎、夜中に二度も起きてカミサンにゴハンをねだったらしい。全然気づかなかった。
身支度を済ませ、外に出てみる。善福寺川沿いにある小さな井戸のある花壇のようなスペースを覗いてみると、うっすらと霜が降りていた。白い小さな粉のような氷が土や葉や花をうっすらと覆っている。地面はその白い小さな氷の力でわずかに浮き上がっているようにも見える。氷はみな朝日を浴びて小さく細かく輝いている。
麦次郎、調子がよさそう。動物病院の先生と電話で相談したところ、今日のところは通院は見送って様子を見ることに。そのかわり、午後に自宅で輸液。
まだ松の内だが仕事始め。某運送業者の企画。
十一時、散歩を兼ねて西友へ。猫缶、猫砂、そして自分たちの昼食用のパン。早くもおせち料理に飽きはじめている。
午後は麦次郎に輸液してから仕事。気晴らしに麦の様子を見に行くと、ちょっと調子が悪そう。食欲も落ちているようだ。カミサンが動物病院に電話すると、輸液が済んでいるなら病院でやれることはないので、夜にもう一度輸液して、と指示された。温かくして寝かしておく。時折ゴハンを勧める。食欲はやや戻ったようで、ある程度食べてくれた。だが元気は戻らず。もっとも、輸液の効果は数時間後でないと現れない。さらに様子を見る必要がある。
夕方、二度目の散歩。まだ食欲が落ち気味の麦のために、マグロの切り身を購入。夕食時に与えてみたら、喜んで食べてくれた。輸液の効果も現れているようで、かなり楽になったような表情。眠る姿も、午後早めの時間と比べるとかなりリラックスしている。
二十三時、二度目の輸液。この作業にもかなり慣れた。