「末黒野」読了。常識も道徳も勤労意識も、何もかも通用しない一人の男が子を、そして親を殺すまで。世界が彼にそうさせたのではない。おそらくはすべてが彼の意志。殺すとはどういうことなのかを、奇妙な切り口から描いた傑作。
- 作者: 富岡多恵子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1985/12/10
- メディア: 文庫
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「末黒野」読了。常識も道徳も勤労意識も、何もかも通用しない一人の男が子を、そして親を殺すまで。世界が彼にそうさせたのではない。おそらくはすべてが彼の意志。殺すとはどういうことなのかを、奇妙な切り口から描いた傑作。