「群像」2月号より。不確実な記憶を軸に物語が進むのだから、物語自体も不確実になっている。だが、その不確実さを生み出しているのは他でもない、言葉という絵画や音楽に比べるとより確実性の高い(絵画や音楽よりも抽象表現のとりにくい、つまりなにを語っても具体化されてしまう性質のある)道具だ。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: 雑誌
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
「群像」2月号より。不確実な記憶を軸に物語が進むのだから、物語自体も不確実になっている。だが、その不確実さを生み出しているのは他でもない、言葉という絵画や音楽に比べるとより確実性の高い(絵画や音楽よりも抽象表現のとりにくい、つまりなにを語っても具体化されてしまう性質のある)道具だ。