修学旅行が少しずつ近づく。物語としては他愛もない、しかし当事者からすればとんでもなく重要な問題やトラブルが地味につづく。それに取り組む担任の姿もまた、まったく感情移入できないというくらい地味。なのにおもしろい。おそらくこのおもしろさは、留学生の受け入れだの修学旅行の準備だの健康診断の様子だの、といった出来事を、冷静に、客観的に、そしてできるかぎり緻密に、しかしシンプルに、語り続けているからだろう。
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