読もうと思って買って、カミサンが先に読んで、その後なかなか自分で読む気になれず放置していた。『苦海浄土』と併読するつもり。まったく性格が違う作品だけれど。
主人公の四十代女性は、気まぐれで突然東海道線に乗り、真鶴で降りて一泊してしまう。まずは最初の真鶴訪問と帰宅後までを読んだ。とにかく匂いがしない小説。時間の流れが遅くて固い小説。意識の蠢きが異様に小刻みな小説。今のところ、そんな印象。
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