わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

たいした闇ではない

 五時五十分起床。五時間は寝たはずなのだが、眠い。眠いと言うよりはまぶたが重たい。物理的な重さなのか、精神からくる一種のまやかし、錯覚のようなものなのかはわからない。暖まりすぎた部屋で何もすることなく呆けているときに感じるまぶたの重さに近いような気がするが、最近はそのような状況を経験していないからドンズバだとは言えない。猫たちはしゃっきりと起きている。鼻風邪を引いたカミサンはグースカと寝ている。
 終日仕事。昨日よりは集中できたし、はかどったような気がする。
 夜、気分転換に3.5kmほど走る。夜の闇に冬の厳しさは微塵もない。むしろ、闇に背を押されながら走っているような感覚すらある。もっとも、都会の夜だ。たいした闇ではない。虚無の恐怖は感じない。妖怪が出てくるような気配もない。代わりに数度、ドスドス、ベタベタ、ボスボス、と妙な音をたてて走るオバサンを見かけた。若い女性ともすれ違った。走りは軽快で、足音は小さかった。