わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

中上健次「水の家」

 アイヤは妹である房のほかに、同時に二人の女、合計三人の女を孕ませた状態で刑務所に服役していた男、富森と四年ぶりに再会する。出所した富森は房から自分の子どもである浩二を引き取ろうとするが、すでに別の男をつくり、その子を宿していた房に激しく拒絶される…。

蛇淫 (講談社文芸文庫)

蛇淫 (講談社文芸文庫)

中上健次の作品はこちら。『岬』『枯木灘』『奇蹟』が特に好き。